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第三の脂肪 異所性脂肪とは?

第1の脂肪は、皮膚の下につく皮下脂肪。第2の脂肪は、大小腸など内臓の周り(腹膜の中)につく内臓脂肪。そして第三の脂肪は、本来なら脂肪が付くはずのない心臓や膵臓などにつく異所性脂肪

 

「肥満=病気」という従来の常識が大きく変わりつつある

日本では今、「太っていないのに生活習慣病になる人」が急増しています。その一方で、太っているのに生活習慣病と無縁の人もいるのも確かです。この謎を解き明かすものと注目されているのが、皮下脂肪でも内臓脂肪でもない第3の脂肪、異所性(いしょせい)脂肪です。強い毒性を持ち、心臓や膵臓など生命を支える大切な臓器に蓄積し、大きなダメージを与えると言われています。

糖尿病の多くが異所性脂肪によって引き起こされている可能性も出てきたのです。しかもこの脂肪、日本人は特にたまりやすいことも分かってきました。異所性脂肪の鍵は皮下脂肪にあります。エネルギー貯蔵庫である皮下脂肪にためきれない脂肪が、異所性脂肪となって様々な臓器にたまり、病気を引き起こすのです。

日本人は皮下脂肪の貯蔵能力が低いため、少し太っただけで異所性脂肪が蓄積し病気になりやすいと考えられています。毒性が強く恐ろしい異所性脂肪ですが、それを減らす方法は意外なほど簡単なのです。食事と運動に少し気を遣っただけで、わずか3日で改善するそうです。

 

異所性脂肪と有害物質

  • 体の成分に占める通常の脂肪量の比率は、男性15%~20%、 女性は20%~25%です。
  • 異所性脂肪の毒性は、脂肪そのものの毒性なのか、異所性脂肪に溶け込んでいる有害化学物質の作用なのか、あるいはそれらの複合作用なのかは、今のところまだ不明です。
  • 有害化学物質とは、農薬などの環境ホルモン、自然界に存在しない化学物質で造られた食品添加物などです。それらの化学物質は脂溶性のものが多く、特に膜のない異所性脂肪には、他の脂肪細胞よりも容易に溶け込んでしまいます。

    それらの物資の中には「発ガン性」があると指摘されている物質が多く含まれています。ところが、食生活の改善や運動習慣によって異所性脂肪が分解・燃焼されても、それらの有害物質はほとんど体外に排出されません。血中を循環して別の脂肪細胞・組織に溶け込んでしまうのです。

 

異所性脂肪を蓄積しないための対策は?

  • 肉類のラードの過剰摂取を少なくしましょう。
  • 「日々、体をこまめに動かす習慣」・・1日1万歩程度歩きましょう。
  • 日々の食物の食べ方で対処する必要があります。
    1. 第一は、普通の食物を食べる「三食主義」であること。 朝食抜きの「二食主義」は、有害物質の体への排出頻度が少なくなります。さらに、脳へのブドウ糖の供給が不足するのです。
    2. 第二は、繊維質が多く含まれている海藻類、椎茸など野菜類、根菜類を毎食摂取すること。
    3. 第三は、野菜類は葉緑素が多く含まれている物を選ぶこと。上の条件は、たとえダイエット中であっても最低限必要です。代用食品類や単品食品類によるダイエット方法では、有害物質の体外への排出が出来ません。そのため、ガンなどの疾患リスクを高めることになるので、いくら一時的に体重が減っても意味がありません。

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