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高血圧症と岩盤浴

普通のお湯につかるお風呂に比べると、岩盤浴ははるかに高血圧症の方に負担をかけず優しいです。逆の言い方をすると「入浴は高血圧の方には危険が多い」とも言えます。

 

第一に、水の重さが圧力(静水圧)として体にかかります。

あなたが、お風呂の水を全てバケツで持ち上げる場面を想像してみてください。全身浴ではその重さが、首から下のすべてにかかるのです。その結果どうなるか?

水の圧力が胸囲を縮小して心臓を外から圧迫します。さらに腹位も縮小して、横隔膜が持ち上げられ、心臓は中からも圧迫されます。その上に心臓に還流する血液量が増加して、さらに負担を強います。

一方、岩盤浴ではお湯につからないので水圧が身体に負担をかける事がありません。

 

第二に、熱湯が直に皮膚を刺激します。

「41度以上の高温浴」の場合、お湯の温熱刺激が交感神経を刺激して、心拍数を増加させ血圧を急激に上昇させます。5分ほど漬かっていると、今度は、温熱刺激が血管を拡張して、血圧は低下傾向を示します。その一方で、静水圧が血圧上昇という逆の圧力をかけます。

10分ほどたつと、上昇→下降→上昇がまぜこぜとなって、血圧の変動はないように見えます。

湯船から出ると、今度は水圧が急になくなるため、一過的に血圧が低下します。(このとき立ちくらみや失神が起こりやすいのです。)

「38度程度の微温浴」では、入浴時に一過的的に血圧は上昇しますが、すぐ元に戻り、それ以降はやや低めの傾向で安定した経過をたどります。体もさほど熱くもなりませんから、血圧も急激にはあがりません。

一方、岩盤浴の場合は直に岩盤の上に横になるのでなく、バスローブを羽織って、さらにタオルや毛布の上に横になります。その上に、背中とお腹を同時に床に接することは不可能ですから、体が岩盤に当る部分は体の半分だけです。入浴が、首から下全面に湯が接しているのとは大違いです。

 

つまり岩盤浴の血圧への影響は、ぬるいお湯につかるのと同じか、それ以下であると言えるのです。心血管系には非常に安定的な入浴法と言ってもよいでしょう。

一般的な高血圧の人の場合には、日本式入浴で41度の高温浴でも血圧の変動がないならまず大丈夫ということです。自宅で日常的に入る高温の湯でも問題ない人なら可能ということです。

しかし、当然ながら当日極端に血圧が高い場合(例えば収縮期の血圧が200近くある人)には避けるのがよいでしょう。さらに、心臓病や脳梗塞のような血圧の変動を受けやすい基礎疾患がある場合も注意が必要です。

また「早朝高血圧(モーニングサージ)」のような特殊なタイプの高血圧の人も脳梗塞のような重篤な疾患を起こしやすいので控えた方が無難です。

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