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岩盤浴で健康寿命を延ばそう
「健康寿命」とは、ただ単に「健康な状態を維持する」だけでも「寿命を全うする」だけでもありません。人が単に「生きているだけでなく」、「生きがいに満ちた健康生活」を送ることができる期間を健康寿命と呼びます。
そして健康寿命の本質はこの「健康」と「生活」と「人生」の３つの質を高めることなのです。ですから、健康寿命は本質的に伸ばすものだけなく、高めるものです。寿命が延ることは、健康寿命の目的ではなく、健康と生活と人生の質が高まったことの結果なのです。
それでは、この健康寿命はどのようにしたら高めることができるのでしょうか？
それは、心と体の双方を活性化することです。体の活性化には、身体の活動に必要なエネルギーを十分つくることが必要であり、心や精神の活性化には脳細胞を十分働かせることが必要となります。健康寿命の必須条件は心身の活性化なのです。
しかし、このように心身双方を活性化させるために必要な「身体には十分な活動エネルギーを与え」、同時に「脳細胞が十分働ける環境をつくる」ということは人間にとってきわめて困難な作業です。
脳は熱に弱いのに、身体はある程度体温が高くないと代謝や免疫力が高まりません。そして人の身体には、十分な活動エネルギーは代謝でつくりながら、同時に出る熱は体外に放出しつつ、脳細胞を守るという一挙両得の機能が備わっています。
それが「汗をかく」ということだったのです。
人間は、アポクリン腺というニオイ専用の汗腺をエクリン腺という体温調節専用の汗腺に改良することで、汗が蒸発する時の気化熱で熱を体から奪う形で脳温を一定に保つことができるようになったのです。
そして全ての温浴法の中で、体の芯まで温め代謝を促進し、サラサラのよい汗をかく点で岩盤温浴に勝る温浴法はありません。岩盤温浴を生活に取り入れることは健康寿命を高める生活法の基礎となるのです。そのようなベースの上にさまざまな健康メソッドがクロスされ組み合わされることで、相乗的に効果が高まるのです。
